【バッド・バディーズ ～最強の? ふたり～】アクション・コメディー映画

オランダ 2025年
監督：ゴンサロ・フェルナンデス・カルモナ
主演：ジャンディノ・アスポラート   ヴェルナー・コルフ   フロランス・フォス・ヴェーダ   フェルディ・ストフミール   エルグン・シムシェク   ジュリエット・ファン・アルデンヌ   ステファニー・ヴァン・エアー

主人公ラモン (ジャンディノ・アスポラート) は仕事熱心な特別捜査官。自分が住むロッテルダム近郊をもっと安全な街にしたいと思っている。そんなラモンのチームに無鉄砲な元刑事ジャック (ヴェルナー・コルフ) が、とある事件の降格処分を受けてやって来る。一見正反対のラモンとジャックは、共に仕事をするうちにお互いが思っていた以上に共通点があることに気づく。2人には愛する人を殺された過去があった。ラモンとジャックは最高のバディとなり、あらゆる手を尽くして犯人を追い詰めていくが、やがてそれは思いもよらない秘密を暴き、真実に迫ることに…。

一般的なバディムービーのイメージとは少し異なる、ゆるい魅力にあふれた作品です。期待していたようなハラハラドキドキのアクションや緻密なストーリー展開を求めると、最初は戸惑うかもしれません。しかし、そのゆるさ、こそがこの映画の醍醐味であり、観進めるうちに、主人公二人の個性的なキャラクターと、不器用ながらも深まっていく友情に心が温まるはずです。
物語は、社会からはみ出した男と、ある目的を抱えた男の出会いから始まります。正反対の二人が織りなす掛け合いは、時にコミカルで、時にじんわりと胸に響きます。派手な展開よりも、彼らの人間関係の変化や心の機微に焦点が当てられており、それがこの作品の大きな魅力となっています。