ミステリー・サスペンス映画

患者目線の物語は新鮮で、自分だったらどう思うか考えさせられる点が面白い。昏睡状態になってから後悔する気持ち、そして残された家族の葛藤など、人生の儚さや大切さを深く考えさせられる。どこかで見たようなストーリーかと思いきや、予想外の展開に驚かされる場面も。印象に残るセリフやシーンが多く、鑑賞後も考えさせられる。決して万人受けする映画ではないかもしれませんが、昏睡状態という題材に興味がある人や、人生の意味について深く考えたい人にはおすすめの映画です。

主人公アーサーを演じたホアキン・フェニックスの演技は圧巻です。コミカルな動きから狂気を感じさせる表情まで、幅広い演技力で観る者を圧倒します。彼の演技によって、アーサーの苦悩や葛藤がリアルに伝わってきます。本作は、単なる悪の誕生を描くだけでなく、現代社会の闇の部分を映し出す鏡のような作品です。貧困や差別、格差など、様々な社会問題が描かれており、観る者に深い問いを投げかけます。ラストシーンは非常に衝撃的で、余韻が長く残ります。解釈は人それぞれですが、アーサーの行動が社会にどのような影響を与えるのか、考えさせられる結末です。

本作は、人間の心の闇を浮き彫りにした作品とも言えるでしょう。孤立という極限状況の中で、2人の女性は本性を露わにしていきます。主人公のレベッカは、高所恐怖症というトラウマを抱えています。しかし、本作を通して、彼女はトラウマを克服していきます。親友であった2人の女性は、孤立という状況の中で、友情と裏切りの狭間に立たされます。『FALL/フォール』は、手に汗握る緊張感と予測不能な展開で観客を魅了するスリラー映画です。高所恐怖症の方は要注意ですが、おすすめの作品です。因みに僕は玉ヒュンしました（笑）

圧倒的な映像美と自然描写ノースカロライナ州の湿地帯を舞台に、孤独な少女カイヤの半生と殺人事件の謎を追う物語です。湿地の風景、カイヤの住む小屋、そして自然の美しさは圧巻で、まるで自分がそこにいるような感覚を味わえます。サスペンスと人間ドラマが織り成すストーリー殺人事件の容疑者として追われるカイヤ。真実と嘘が入り混じり、予想外の展開が続くサスペンス要素も魅力です。原作小説のファンからも高い評価を受けている作品です。原作の世界観を丁寧に再現しており、登場人物の心情や風景描写も忠実に描かれています。

サスペンス、ホラー、ドラマなどの要素が巧みに織り込まれた、非常に完成度の高い作品です。まず、ストーリー展開が非常に巧妙で、最後まで目が離せません。犯人が次々と起こしていく殺人事件は、どれも非常に凶悪でショッキングです。二人は、捜査を通して、それぞれの価値観を揺さぶられていきます。そして、ラストシーンで衝撃的な選択をします。「セブン」は、人間の闇を描いた非常に重い作品です。観終わった後には、しばらく考えさせられます。