【ロボコップ】SF・アクション映画

SF・ファンタジー映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【ロボコップ】

詳細

アメリカ 1987年
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
主演:ピーター・ウェラー   ナンシー・アレン   ダン・オハーリヒー   ロニー・コックス   カートウッド・スミス   ミゲル・フェラー   ロバート・ドクィ

ストーリー

犯罪が横行する近未来のデトロイト。ギャングに殺された警察官・マーフィはオムニ社が開発したサイボーグ・ロボコップとして蘇る。人間の頭脳と圧倒的パワーを持つロボコップは犯罪を撲滅していくが、消されたはずのマーフィの記憶を次第に取り戻していき…。

映画『ロボコップ』予告編
感想

単なるSFアクション映画ではなく、資本主義社会や企業倫理の闇を描いた、深いテーマを持つ作品です。主人公マーフィーがロボコップへと変貌していく過程は、人間性の喪失と再生という普遍的な問いを投げかけます。暴力描写は過激ですが、それはエンターテイメントとしてではなく、社会の病理を告発するための手段として機能しているように感じられます。特に、巨大企業OCPの冷酷なビジネス判断や、警察の民営化といった設定は、現代社会にも通じる予見的な要素を含んでおり、公開から数十年経った今でも古さを感じさせません。ユーモラスでブラックな風刺も随所に散りばめられており、単調になりがちなアクション映画に深みを与えています。アクション、サスペンス、社会風刺、そして人間ドラマが絶妙なバランスで融合した、まさに傑作と呼ぶにふさわしい一本です。

4.2
出典:Prime video

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