【ディナー・イン・アメリカ】青春・ドラマ映画

アメリカ 2020年
監督∶アダム・レーマイヤー
主演∶カイル・ガルナー   エミリー・スケッグス   グリフィン・グラック   パット・ヒーリー   メアリー・リン・ライスカブ   リー・トンプソン

パティは孤独で臆病な少女。過保護に育てられ、したいこともできず、単調な毎日を送っている。唯一、平凡な人生から逃避できる瞬間、それはパンクロックを聴くこと。そんな彼女が、ひょんなことから警察に追われる不信な男・サイモンを家に匿ったものの、実はその男こそが彼女の愛するパンクバンド“サイオプス”の心の恋人、覆面リーダーのジョン Q だった…。

主人公のパティをはじめ、個性的なキャラクターたちが織りなす人間模様が魅力的。それぞれのキャラクターが持つ悩みや葛藤が、観る者の共感を呼びます。
シュールな展開やブラックな笑いが随所に散りばめられていて、観ている間中、笑顔が絶えません。監督の90年代のパンクシーンへの愛が感じられ、当時の空気感が懐かしく、そして新鮮に感じられます。