【DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望】サバイバル・スリラー映画

スリラー映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望】

詳細

ドイツ 2023年
監督:マキシミリアン・アーレンヴァイン
主演:ソフィー・ロウ   ルイーザ・クラウズ

ストーリー

人里離れた美しい場所へダイビングに出かけた姉妹メイとドリューは、ダイビング中に落石に巻き込まれてしまう。妹ドリューは回避できたものの、姉メイは落石に当たって水底に沈み、海底28メートル下で身動きが取れなくなってしまう。エアの残量や水温から考えられるタイムリミットは25分。極限状態に追い込まれながらも、ドリューはメイを必死で救い出そうとするが……。

映画『DIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望』予告編
感想

ストーリーはシンプルながらも非常にパワフルです。休暇を楽しむためにダイビングにやってきた男女が、ボートが流されてしまい、酸素ボンベも残りわずかという絶望的な状況に陥ります。彼らがいるのは、太陽の光も届かない海底28メートルという、まさに「絶望」を体現する場所。この設定がまず、心臓を鷲掴みにします。
映画は序盤、二人の関係性やそれぞれの性格を丁寧に描くことで、観客に感情移入する土台を作ります。そして、一度パニックが始まると、そこからはもうノンストップ。酸素残量を示すメーターが刻一刻と減っていく音、水中で交わされる短い会話、そして何よりも、広大な深海の中でただ二人きりという孤独感が、視覚的・聴覚的に巧みに表現されています。
この映画は、派手なアクションや特殊効果に頼ることなく、純粋なサスペンスと人間ドラマで引き込みます。特に印象的なのは、二人の間に生まれる葛藤と信頼の描写です。極限状況下で、人間の本性がむき出しになり、時には利己的な選択を迫られる場面もあります。しかし、その一方で、互いを助けようとする強い意志や、生きるための希望を捨てない姿が描かれており、観客は彼らの運命を固唾をのんで見守ることになります。

4.0
出典:Prime video

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