出典:Prime video
【裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱】
アメリカ 1994年
監督:ピーター・シーガル
主演:レスリー・ニールセン プリシラ・プレスリー ジョージ・ケネディ O・J・シンプソン フレッド・ウォード キャスリーン・フリーマン アンナ・ニコル・スミス ピア・ザドラ エレン・グリーン エド・ウィリアムズ
三千人の犯人を射殺し表彰されたこともある、元ロス市警の敏腕警部フランク・ドレビン(ニールセン)も今はジェーン(プレスリー)と結婚、退職し主夫業に専念していた。しかし、爆弾テロリストたちの陰謀に、かつての同僚ホッケン(ケネディ)やノードバーグ(シンプソン)がピンチにあるのを知るや、職場復帰を決意する。
本作は、レズリー・ニールセン演じるフランク・ドレビン警部シリーズの完結編です。前作までのお約束通り、今回もドレビンは予測不能なドタバタ劇を繰り広げます。
物語は、ドレビンが定年退職し、妻のジェーンと穏やかな日々を送っているところから始まります。しかし、ある事件が彼を再び捜査の世界へと引き戻します。この導入部は、これまでのシリーズとは少し違い、ドレビンの人間味が垣間見える場面もあり、ファンにとっては嬉しいポイントでしょう。
見どころは、やはり随所に散りばめられたパロディと、細部まで作り込まれたギャグの数々です。過去の名作映画のオマージュや、当時の流行を皮肉ったシーンが満載で、映画好きなら思わずニヤリとしてしまうこと間違いなしです。特に、アカデミー賞授賞式を舞台にしたクライマックスは、この映画の真骨頂と言えるでしょう。
また、レスリー・ニールセンの演技は圧巻です。真面目な顔でとんでもないことをしでかす彼のコメディセンスは、まさに唯一無二。ドレビンというキャラクターに命を吹き込み、観客を終始笑わせてくれます。共演者たちとの絶妙な掛け合いも素晴らしく、チームワークの良さが画面から伝わってきます。
全体的に、ストーリー自体はシンプルですが、その分ギャグが際立っています。頭を空っぽにして、ただただ笑いたいときに最適な一本です。シリーズ未見の方でも、単体で十分に楽しめますが、これまでの作品を見ていれば、より深く笑えるシーンが多いです。

出典:Netflix
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