【ジョン・ウィック:パラベラム】アクション映画

アクション映画
像画出典:Prime video
出典:映画.com

【ジョン・ウィック:パラベラム】

詳細

アメリカ 2019年
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス   ハル・ベリー   ローレンス・フィッシュバーン   マーク・ダカスコス   ランス・レディック   アンジェリカ・ヒューストン   イアン・マクシェーン   サイード・タグマウイ   ジェローム・フリン

ストーリー

裏社会の聖域であるコンチネンタルホテルでの“不殺の掟”を破った伝説の元殺し屋ジョン・ウィック。裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清により、1400万ドルの賞金首となったジョンは、膨大な数の刺客に襲われ満身創痍の状態に。彼は生き残りを懸け、モロッコの都市カサブランカにいる元殺し屋の美女ソフィアに協力を求める。だが、組織は最強の暗殺集団を従え、ジョンを追い詰めていく。

映画【ジョン・ウィック:パラベラム】予告編
感想

前作の衝撃的な幕切れから、ジョン・ウィックがどのような状況に置かれるのか、そして彼がどのようにその困難に立ち向かうのか、多くのファンが固唾をのんで見守っていたことでしょう。
今作は、その期待を裏切らない、それ以上に圧倒的なアクションと世界観の構築が光っています。特に印象的だったのは、これまで断片的に語られてきた「裏社会」のルールや組織の全貌が、より具体的に、そして圧倒的なスケールで描かれている点です。ジョン・ウィックが追い詰められれば追い詰められるほど、その世界が持つ厳しさや美学が浮き彫りになり、観客はまるでその一員になったかのような錯覚を覚えるでしょう。
アクションシーンは、もはや「芸術」の域に達していると言っても過言ではありません。ジョン・ウィックの代名詞とも言えるガン・フーは、さらに磨きがかかり、想像を超えるロケーションとシチュエーションで繰り広げられます。それぞれの動きに無駄がなく、流れるような美しさがありながら、骨太なリアリティも兼ね備えているのがジョン・ウィックのアクションの真骨頂です。観終わった後には、その興奮とカタルシスに、思わずため息が漏れるはずです。
また、ジョン・ウィックというキャラクターの内面にも深く切り込んでいる点も見逃せません。彼が何のために戦い続けるのか、彼にとっての「掟」とは何か、そして彼を動かす「魂」とは何か。単なるアクションヒーローに留まらない、彼の人間ドラマとしての側面も強く感じられる作品でした。

4.7
出典:映画.com

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