【トランス・ワールド】SF・サスペンス映画

SF・ファンタジー映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【トランス・ワールド】

詳細

アメリカ 2011年
監督:ジャック・ヘラー
主演:サラ・パクストン   スコット・イーストウッド   キャサリン・ウォーターストン   ショーン・サイポス   クリストファー・デナム

ストーリー

人里離れた森の中で、夫とドライブ中にガス欠になり、ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサは、同じように車のトラブルで立ち往生しているトムに遭遇し、無人のキャビンで一緒に夫を待つことに。そこに、もう一人、ジョディと名乗る女が現れる。寒さと飢えに震えながら、3人は奇妙なことに気づく。何度森に出ても、キャビンに戻ってきてしまうのだ。さらには、3人それぞれが認識している現在地や時代が全く違うことに驚愕する。彼らは一体なぜこの場所にたどり着いたのか?

映画『トランス・ワールド』予告編
感想

映画『トランスワールド』は、低予算ながらも観る者を引き込むSFサスペンスの秀作です。森の奥深くにある小屋に迷い込んだ複数の見知らぬ人々が、そこから抜け出せないという極限のワンシチュエーションで物語が展開します。
序盤は不気味な雰囲気と、登場人物たちの会話の微妙な違和感が、次第に大きな謎へと繋がっていく緊迫感が魅力です。互いの素性がわからず、時間も空間もねじ曲がっているような状況下で、彼らがどう行動し、真実を突き止めようとするのかに引き込まれます。
物語の中盤から後半にかけて、それまでの何気ない会話や小道具、違和感の全てが巧妙な伏線として回収されていく様は、まさに圧巻。タイムスリップやタイムパラドックスといった要素が絡み合い、謎が解明されるにつれて、作品のスケールが急激に広がります。
上映時間は90分前後と比較的短く、テンポ良く進むため中だるみがありません。サスペンスやミステリー、特に「どんでん返し」や「伏線回収」系のプロットが好きな方には特におすすめできます。考察の余地も多く、一度観た後で「あれはそういう意味だったのか」と二度楽しめる作品です。

4.2
出典:Prime video

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