出典:Prime video
【ジャッジ・ドレッド】
アメリカ 1995年
監督:ダニー・キャノン
主演:シルヴェスター・スタローン アーマンド・アサンテ ロブ・シュナイダー ユルゲン・プロフノウ マックス・フォン・シドー ダイアン・レイン ジョアンナ・マイルズ ジョアン・チェン バルサザール・ゲティ ジェームズ・レマー モーリス・ローヴ イアン・デューリー ピーター・マリンカー アンガス・マッキネス マーティン・マクドウガル ミッチ・ライアン
イギリスの同名人気コミックの実写による映画化。核戦争によって壊滅的なダメージを受けた地球には、3つのメガシティと呼ばれる人口過密都市が残された。そのひとつ、元はニューヨークと呼ばれた地に建設された〈メガシティ・ワン〉では、過度な人口過剰により社会秩序が崩壊し、都市は荒廃しきっていた。その中で、唯一秩序を守っているのがジャッジと呼ばれる特殊訓練を受けた超エリート達による究極の治安維持部隊である。彼らは、罪を犯した者を逮捕し、その場で判決を下し、刑罰を与える絶対的権力を持っていた。
この作品は、シルヴェスター・スタローンが未来の法の番人「ジャッジ」を演じるSFアクション大作です。核戦争後の荒廃した世界にある巨大都市「メガシティ・ワン」を舞台に、警察・裁判官・死刑執行人の権限を持つ究極の治安部隊の活躍が描かれます。
まず、この映画の最大の魅力は、その退廃的で混沌とした未来世界の世界観です。派手な衣装デザインはヴェルサーチが手がけており、90年代SF特有のどこか大味で派手なビジュアルが展開されます。
主人公ジャッジ・ドレッドは、「法こそすべて」を体現する無慈悲で絶対的なヒーローであり、スタローンがその威圧感と肉体的な強さを見事に表現しています。彼の口癖ともいえる有名なセリフが飛び出すシーンは、ファンにはたまりません。
アクションシーンは、特殊な機能を持つ「ロー・ギバー」という銃を駆使した銃撃戦や、陸空両用のバイク「ロー・マスター」での迫力あるチェイスなど、SFメカニックへのワクワク感があります。
ただ、シリアスな世界観の中に、ロブ・シュナイダー演じるコミカルなキャラクターが加わるなど、ユーモラスな要素も含まれており、このミックスされたトーンが好みを分けるポイントかもしれません。原作コミックファンからは、主人公がヘルメットを脱ぐことなどに賛否両論がありましたが、純粋なスタローン主演のSFアクションとして観れば、豪快でテンポも良く楽しめる一作です。

出典:Prime video





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