【ジャンゴ 繋がれざる者】アクション・西部劇映画

アクション映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【ジャンゴ 繋がれざる者】

詳細

アメリカ 2012年
監督:クエンティン・タランティーノ

主演:レオナルド・ディカプリオ   ジェイミー・フォックス   クリストフ・ヴァルツ   ケリー・ワシントン   サミュエル・L・ジャクソン   ウォルトン・ゴギンズ   ドン・ジョンソン ローラ・カユーテ   デニス・クリストファー   ジェームズ・ルッソ   ジェームズ・レマー   トム・ウォパット   ミスティ・アッパム   レックス・リン   クーパー・ハッカビー

ストーリー

主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎのシュルツと出会い、自由を与えられ、彼と共に銃の腕を磨き稼いだ金で妻を買い戻そうと決意。お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディが君臨する農園だ。ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴隷頭スティーブンが二人の正体を見破り!思いも寄らない一大死闘が展開する!!最後に生き残るのは果たして!?

『ジャンゴ 繋がれざる者』予告編
感想

『ジャンゴ 繋がれざる者』は、ただのアクション映画や西部劇ではありません。これは、痛快な復讐譚と、奴隷制度という重い歴史を独自のスタイルで描き出した、まさにタランティーノ節が炸裂した傑作です。
まず、この映画を語る上で欠かせないのが、その独特なテンポとリズム感です。タランティーノ作品らしい、延々と続くような会話シーン。一見無駄に思えるその会話が、登場人物たちの個性を際立たせ、物語の世界観を深くしていきます。そして、その後に訪れる、衝撃的で過激なバイオレンスシーンとの緩急のつけ方が見事なんです。観客は、コミカルで軽快な会話に笑い、次に何が起こるのかとハラハラしながら、スクリーンに釘付けにされます。
そして、キャスト陣の演技も圧巻の一言です。主人公ジャンゴを演じるジェイミー・フォックスは、最初はおどおどとした奴隷の姿から、次第に自信に満ちたガンマンへと変貌していく様を力強く演じ切っています。彼の内に秘めた怒りや、愛する妻を救い出そうとする強い意志がひしひしと伝わってきます。
また、彼の相棒となるドイツ人医師キング・シュルツを演じるクリストフ・ヴァルツの演技は、もはや神業レベルです。彼は、ユーモアと知性、そして冷酷さを併せ持つキャラクターを、独特の話し方と表情で完璧に表現しています。2012年のアカデミー助演男優賞を受賞したのも納得の、まさに映画のハイライトと言える存在感でした。

4.1
出典:Prime video

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