【ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US】ロマンス・ドラマ映画

ロマンス映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US】

詳細

アメリカ 2024年
監督:ジャスティン・バルドーニ
主演:ブレイク・ライブリー   ジャスティン・バルドーニ   ジェニー・スレイト   ブランドン・タイラー・スカルナー   ハサン・ミンハジ   アレックス・ニューステッター   イサベラ・フェレール

ストーリー

アメリカの作家コリーン・フーバーが自身の体験をもとに執筆し、全世界で発行部数1000万部を記録するベストセラーとなった恋愛小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」を映画化。理想のフラワーショップを開くという夢を実現すべく、ボストンにやってきた若い女性リリー。そこで彼女はクールでセクシーな脳神経外科医のライルと知り合い、情熱的な恋に落ちる。幸せな日々を過ごす2人だったが、彼らはそれぞれ過去に秘密を抱えていた。リリーに対するライルの愛は次第に望まぬ方向へと加速していき、それによってリリーは、自身のうちに封じていた過去のある記憶を呼び覚ます。自分の信じる未来を手にするため、リリーは過去の自分自身と向き合い、ある決意を胸にする。

『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』予告編
感想

大ベストセラー小説を映画化した今作は、一見すると甘く穏やかなラブストーリーに見えながら、その裏側に潜む愛の残酷さや恐怖がじわじわと忍び寄る、非常に重厚で息苦しいサスペンスドラマです。
ヒロインのリリーが、過去の傷を抱えながらも新しい愛を見つけ、幸せを掴もうとする姿は応援したくなりますが、その愛が次第に望まぬ形で加速していく展開は、観る者にも緊張感を与えます。特に、彼女が封じたはずの過去の記憶と、現在の状況が共鳴し始める過程は、胸が締め付けられるほど苦しいです。
これは単なるロマンス映画ではなく、暴力の連鎖を断ち切り、自分の信じる未来を掴むために立ち上がる一人の女性の成長の物語として描かれています。観る人によっては、トラウマや苦悩といった重いテーマに直面することになるかもしれませんが、リリーが過去の自分自身と向き合い、ある決意を胸にするラストは、非常に力強く、清々しさすら感じさせます。
恋愛の美しさと、その根底にある問題を深く掘り下げており、感情を揺さぶられること間違いなしの作品です。「ふたりで終わらせる」というタイトルに込められた意味を、ぜひ感じ取ってほしいです。

4.0
出典:Prime video

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