【アルティメット・サイクロン】パニック映画

パニック映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【アルティメット・サイクロン】

詳細

アメリカ 2015年
監督:デヴィッド・ハックル
主演:ジョン・トラヴォルタ   シャロン・ストーン   ケイト・ボスワース   デヴォン・サワ   ギル・ベローズ   ジュリー・ベンツ   ライアン・ロビンズ   タイ・オルソン   リース・アレクサンダー   エミリー・ウラアップ   スチュアート・ストーン

ストーリー

アメリカで最も危険な職業である大型送電線の架線作業員(ラインマン)。ベテランラインマン ボーは嵐のシーズンが来る前に電線改修工事を急ピッチで進めていたが、観測史上稀に見る大型の台風が突如発生。唯一の家族である姪の住む街へ進行していることが発覚する。超巨大台風と大規模停電によってアメリカに未曾有の危機が迫る中、姪は事故で瀕死の重傷を負い、さらに運び込まれた病院の予備電源がショートしてしまう……。

映画『アルティメット・サイクロン』予告編
感想

​本作を一言で表すなら、「日の当たらない場所で命を懸けるヒーローたちへの賛歌」です。
パニック映画というジャンルに分類されがちですが、実際には派手なアクションの連続というよりも、電力網を守る「ラインマン(架線作業員)」という特殊な職業に従事する人々の葛藤、家族愛、そしてプロ意識を描いたヒューマンドラマの側面が非常に強い作品です。
私たちが当たり前に使っている電気。そのインフラを支えるために、地上数百メートルの高所で、しかも嵐の中で作業するラインマンたちの姿が非常にリアルに描かれています。
特殊な器具を使い、感電の恐怖と戦いながら火花散る電線に向き合う描写は、他のパニック映画にはない新鮮なビジュアルです。
主演のジョン・トラボルタが、過去のトラウマを抱えながらも、荒くれ者の作業員たちを束ねるベテランのリーダーを演じています。
近年の中では特に「静かな強さ」を感じさせる演技で、不器用ながらも姪(ケイト・ボスワース)を深く愛し、守ろうとする姿には、一人の人間としての厚みが感じられます。
物語のクライマックスに向けて、未曾有の大嵐が街を襲います。普通の人は嵐から逃げますが、ラインマンたちは「街を暗闇に落とさないため」に嵐のど真ん中へ突っ込んでいきます。
この「逆行する勇気」が本作の最大の熱いポイントであり、観ている側に「自分たちの生活を支えてくれている誰か」への感謝の念を抱かせます。

3.8
出典:Prime video

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