出典:Prime video
【ジングル・オール・ザ・ウェイ】
アメリカ 1996年
監督:ブライアン・レヴァント
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー シンバッド フィル・ハートマン リタ・ウィルソン ロバート・コンラッド ジェームズ・ベルーシ ジェイク・ロイド マーティン・マル ハーヴェイ・コーマン E・J・デ・ラ・ペーニャ ラレイン・ニューマン ジャスティン・チャップマン リチャード・モール フィル・モリス
息子よりも仕事を優先してきたハワード。父としての信頼を取り戻すため、ハワードはクリスマスに息子が大好きな「ターボマン」の人形をプレゼントすることを決める。しかし、そんなハワードに思わぬトラブルが襲いかかる。
この作品は、単なるコメディ映画という枠を超えて、現代社会の「親の苦労」や「消費主義の狂騒」をコミカルに、かつ痛烈に描いた傑作です。
この映画の最大の魅力は、当時アクションスターとして絶大な人気を誇ったシュワルツェネッガーが、「仕事に追われ、家庭を疎かにしてしまった、どこにでもいる父親」を演じている点です。
物語の核となるのは、「ターボマン」という架空のキャラクターを巡る争奪戦です。どこに行っても「売り切れ」と言われる絶望感。
この「おもちゃ一つに大の大人がここまで……」という滑稽さは、親世代なら誰もが一度は経験したことがある(あるいは耳にしたことがある)「プレゼント確保のプレッシャー」を巧みに反映しており、観る者を笑わせながらも、「他人事ではない」と思わせる力があります。
物語をさらに盛り上げるのが、シュワルツェネッガー演じるハワードの前に立ちはだかるライバル、郵便配達員のマイロンです。
彼もまた、息子にターボマンを買い与えたい一心で行動しており、二人は事あるごとに衝突します。この二人のやり取りは、まるでトムとジェリーのようなドタバタ劇ですが、根底にあるのは「父親としての焦り」という共通の感情です。彼らの必死すぎるバトルは、物語にスピード感と、予想もつかない展開をもたらしています。
『ジングル・オール・ザ・ウェイ』は、大爆笑できるコメディでありながら、最後には「子供にとって本当に必要なプレゼントとは何なのか?」という温かいメッセージを投げかけてくれます。
ドタバタ劇の果てにハワードが辿り着く結末は、非常に爽快で、クリスマスシーズンの多幸感に満ち溢れています。アクション映画ではないシュワルツェネッガーの「全力のコメディ」を堪能できる、時代を超えて愛されるべき一本です。

出典:Prime video





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