【ウォー・マシーン:戦争は話術だ!】戦争・コメディー映画

コメディー映画
画像出典:Netflix
出典:Netflix

【ウォー・マシーン:戦争は話術だ!】

詳細

アメリカ 2017年
監督:デヴィッド・ミショッド
主演:ブラッド・ピット   ウィル・ポールター   アンソニー・マイケル・ホール   トファー・グレイス   エモリー・コーエン   アラン・ラック   ジョシュ・スチュワート   メグ・ティリー   ジョン・マガロ   スクート・マクネイリー   グリフィン・ダン   ティム・ダウニー   ベン・キングズレー   ラキース・スタンフィールド   ホッパー・ペン   ティルダ・スウィントン

ストーリー

誰も望まない戦争の駐在軍司令官に任命された大将は、それでも勝つと心に誓い、周りの混乱や意見はお構いなしに突き進む。思い上がりこそ最大の敵だと知らず…。

『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』予告編
感想

本作は、スタンリー・マクリスタル将軍をモデルにした架空のキャラクター、マクマホン将軍の苦悩と栄光をユーモラスかつ辛辣に描いています。アフガニスタンでの戦争を指揮するため派遣されたマクマホン将軍は、地元住民や同盟国、そしてホワイトハウスとの複雑な関係に直面します。
戦争の現場だけでなく、情報操作、メディアとの駆け引き、そして官僚主義との戦いが、彼の「戦争は話術だ」という信念を試します。ブラッド・ピットは、そのカリスマ性と同時に、滑稽なまでの楽天主義を持つ将軍を見事に演じ、観る者を引き込みます。彼の周りを固めるのは、個性豊かな部下やジャーナリストたちで、それぞれの思惑が絡み合い、物語に深みを与えています。
『ウォー・マシン』は、単なる戦争映画ではなく、現代の軍事と政治の不条理を鋭く風刺した作品です。派手な戦闘シーンは控えめで、むしろ対話や会議のシーンが中心となり、言葉の力が戦争をいかに左右するかを浮き彫りにします。本作は、観客に戦争の現実について深く考えさせるだけでなく、権力とプライド、そして理想と現実のギャップについて問いかけます。
この映画は、真面目なテーマを扱いながらも、ブラックユーモアに満ちており、飽きさせません。特に、マクマホン将軍が直面する数々の困難は、滑稽でありながらも、現代社会のあらゆる組織に共通する問題を象徴しています。観終わった後、あなたは「戦争は話術だ」というタイトルの意味を、これまでとは違った視点から捉え直すことになるでしょう。

4.0
出典:Netflix

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