【ハンターキラー 潜航せよ】アクション・スリラー映画

アクション映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【ハンターキラー 潜航せよ】

詳細

イギリス 2018年
監督:ドノヴァン・マーシュ
主演:ジェラルド・バトラー   ゲイリー・オールドマン   コモン   リンダ・カーデリーニ   ミカエル・ニクヴィスト   マイケル・トルッコ   テイラー・ジョン・スミス   キャロライン・グッドオール   コズモ・ジャービス   トビー・スティーヴンス   ゼイン・ホルツ   ライアン・マクパートリン   シェーン・テイラー   ガブリエル・チャバリア   マイケル・ジブソン   ジェイソン・マシューソン   ウィル・アッテンボロー

ストーリー

アメリカの攻撃型原子力潜水艦「ハンターキラー」は、ロシア近海で沈んだ潜水艦の艦長を捕虜にする。一方、ロシア国内では大統領を狙った陰謀が進行していた。ハンターキラーは、最悪の事態を回避すべく危険な任務に挑む。

『ハンターキラー 潜航せよ』予告編
感想

​まず、この映画を観て最初に感じるのは、その圧倒的な「リアリティ」へのこだわりです。潜水艦を舞台にした作品は数あれど、本作はその中でも群を抜いて、潜水艦内部の描写や、そこで働く人々の日常、そして緊急事態における緊迫感を、まるでドキュメンタリーを観ているかのような生々しさで描き出しています。狭い艦内、響き渡るソナー音、機器の細かな操作音、そして乗組員たちの息遣いまでが、まるで自分もその場にいるかのような臨場感を与えてくれます。特に、音響効果は特筆もので、潜水艦の存在感を五感で感じさせてくれる重要な要素になっています。
ストーリーは、一見すると「軍事サスペンス」という王道ジャンルに位置づけられますが、単なるアクション映画とは一線を画しています。もちろん、派手な戦闘シーンもありますが、この作品の真骨頂は、むしろその裏側にある「人間ドラマ」と「戦略的思考」にあります。
また、潜水艦内だけでなく、地上での作戦本部や、特殊部隊の動きも同時進行で描かれます。これにより、物語のスケールは一気に拡大し、単一の場所での出来事ではなく、世界全体を巻き込むような壮大なスケール感が生まれます。異なる場所で、異なる役割を持つ人々が、一つの目的のために奮闘する様子は、まさに「チームワーク」の重要性を教えてくれます。
この映画のもう一つの魅力は、「静」と「動」のコントラストが非常に巧みに描かれている点です。潜水艦は「静寂」の中でこそ真価を発揮する存在であり、その静寂が破られる瞬間の「動」の衝撃が、観客の心臓を鷲掴みにします。潜航中の緊迫した空気感、敵艦との駆け引き、そして突如として始まる戦闘。この緩急のつけ方が見事で、観客は常にハラハラドキドキさせられっぱなしです。

4.2
出典:Prime video

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