【プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち】ホラー映画

ホラー映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち】

詳細

イギリス 2024年
監督:リース・フレイク=ウォーターフィールド
主演:スコット・チェンバーズ   ライアン・オリバ   タルラ・エヴァンス   サイモン・キャロウ   ルイス・サンター   マーカス・マッセイ

ストーリー

A・A・ミルンの名作児童小説「くまのプーさん」をホラー映画化して話題を集めた2023年の映画「プー あくまのくまさん」の続編。惨劇を生き延びたクリストファー・ロビンは、少年時代を過ごした町アッシュダウンに戻り、トラウマに苦しみながら治療を続けていた。しかし町の住人の多くは、クリストファー・ロビンこそが犯人だと疑いの目を向けていた。呪われたプーの秘密を解き明かそうとするロビンだったが、その一方で、森の奥に潜んでいたプーと邪悪な仲間たちは、さらなる餌食を求めて町へやって来る。

『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』予告編
感想

 童心と恐怖が交差する、衝撃の「プーニバース」第2弾
本作は、世界中で愛される童話のキャラクターを、まさかのアトラクション・ホラーというジャンルに昇華させた前作の成功を受けて制作された続編であり、その期待値を遥かに超えてきた作品と言えるでしょう。単なる話題作の二番煎じではなく、制作者の「本気度」と「予算の増額」が随所に感じられる、大幅な進化を遂げています。
まず特筆すべきは、ホラー映画としてのクオリティの向上です。前作は、ある種のB級ホラーとしての魅力と、その設定の突飛な面白さが話題の中心でした。しかし、今作はより本格的なスラッシャー映画へと変貌を遂げています。
邪悪なプーや、新たに参加する「じゃあくななかまたち」(オウルやティガーなど!)の造形が、前作よりもはるかに洗練され、恐ろしくなっています。彼らが動くたびに、観客は動物の着ぐるみを着た人間というよりも、まさに「狂気の獣」がそこにいるかのような錯覚を覚えるでしょう。
R15+指定の通り、血しぶきや残酷描写は前作と比較にならないほど増強されています。その描写は、容赦がなく、目を覆いたくなるほど。ホラーファンにとっては満足度の高い、本気のグロテスク表現が展開されます。
このクオリティアップは、前作のヒットによって製作陣がより自由な創造性と豊富なリソースを得た結果であり、彼らがこの「パブリックドメインホラー」というニッチなジャンルを本気でユニバース化しようとしている意気込みが伝わってきます。

4.0
出典:Prime video

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