【ヴィジット】ホラー映画

ホラー映画
像画出典:Prime video
出典:Prime video

【ヴィジット】

詳細

アメリカ 2015年
監督:M・ナイト・シャマラン
主演:キャスリン・ハーン   ディアナ・デュナガン   ピーター・マクロビー   エド・オクセンボールド   オリビア・デヨング

ストーリー

休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メインビルへとやってきた姉妹は、優しい祖父と料理上手な祖母に迎えられ、田舎町での穏やかな1週間を過ごすことに。祖父母からは、完璧な時間を過ごすためにも「楽しい時間を過ごすこと」「好きなものは遠慮なく食べること」「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」という3つの約束を守るように言い渡される。しかし、夜9時半を過ぎると家の中には異様な気配が漂い、不気味な物音が響き渡る。恐怖を覚えた2人は、開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまうが……。

映画『ヴィジット』予告編
感想

M.ナイト・シャマラン監督の『ヴィジット』は、「不気味な違和感」を徹底的に突き詰めた傑作ホラーです。一見すると「祖父母との心温まる初対面」という美談から始まりますが、POV(一人称視点)特有の臨場感が、観る者を逃げ場のない恐怖へと引きずり込みます。
本作の凄みは、ジャンプスケア(ビックリ系)に頼りすぎず、「何かが決定的にズレている」という静かな狂気を描き出している点にあります。優しいはずの祖父母が見せる異常な行動が、加齢による衰えなのか、あるいはもっと邪悪な何かなのか。その境界線が曖昧なまま物語が進むため、常に神経を逆なでされるような緊張感が持続します。
ユーモアと恐怖のバランスも絶妙です。子供たちのどこか冷めた視点や、ラップを披露するコミカルなシーンが、直後に訪れる怪奇現象の異様さをより際立たせています。そして何より、物語の終盤に向けて加速するスリルは、まさにシャマラン監督の真骨頂と言えるでしょう。
POV形式が苦手な人でも、計算し尽くされたカメラワークと脚本の密度によって、最後まで没入して楽しめるはずです。「家族の絆」という普遍的なテーマをダークに昇華させた、後味の鋭い一作です。

3.8
出典:Prime video

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