出典:Prime video
【レッキング・クルー】
ニュージーランド/アメリカ 2026年
監督:アンヘル・マヌエル・ソト
主演:デイヴ・バウティスタ ジェイソン・モモア クレス・バング テムエラ・モリソン ジェイコブ・バタロン フランキー・アダムズ MIYAVI スティーヴン・ルート モリーナ・バッカリン
「レッキング・クルー」では、疎遠になっていた異母兄弟のジョニー(ジェイソン・モモア)と、ジェームズ(デイヴ・バウティスタ)が、不可解な父の死をきっかけに再会する。ハワイで真実を探る中で、埋もれていた秘密が明らかになり、家族を引き裂きかねない陰謀が浮上する。アンヘル・マヌエル・ソト監督。出演はクレス・バング、ジェイコブ・バタロン、スティーヴン・ルート、モリーナ・バッカリン。
ジェイソン・モモアとデイヴ・バウティスタという、現代アクション界が誇る「動く山脈」のような二人が、ついにバディ(それも異母兄弟!)を組んだ一作です。
本作の最大の魅力は、脚本や設定を語る以前に、画面に並び立つ主演二人の「物理的な説得力」にあります。
ジェイソン・モモア:相変わらずの野性味と「陽」のエネルギーが全開。今作では少しお調子者でトラブルメーカーな弟分として、観る者を惹きつけるチャーミングさが爆発しています。
デイヴ・バウティスタ:堅物で理性的、常に不機嫌そうな兄貴分。しかし、その巨体の奥に見え隠れする繊細な感情表現は、近年のバウティスタの演技力の高さを改めて証明しています。
この「正反対の巨漢コンビ」が、狭い車内や狭い部屋で小競り合いを演じるだけでも、視覚的な面白さが成立しています。
監督のアンヘル・マヌエル・ソト(『ブルービートル』など)は、私たちがかつて愛した『リーサル・ウェポン』や『ラッシュアワー』のような「古き良きバディ・アクション」の質感を、2026年の最新技術と感性で蘇らせました。
ストーリーは非常に王道です。「父の死の真相を追う」というシンプル明快なプロット。しかし、そこに乗せられるジョナサン・トロッパーの脚本は、単なる脳筋映画に留まらない「家族の修復」というエモーショナルな芯を通しています。
近年のCG多用のアクションに食傷気味だったファンにとって、本作の肉弾戦は「ご馳走」です。
特に注目すべきは、中盤の格闘シーン。どこかアジアのアクション映画(パク・チャヌクやガレス・エヴァンス作品)へのリスペクトを感じさせる長回し風の演出や、チーズおろし器(!)を使った独創的なバイオレンスなど、スタッフの「ただの映画にはしない」という気概が感じられます。

出典:Prime video





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