【ある一生】ドラマ・歴史映画

ヒューマンドラマ映画
画像出典:Prime video
出典:映画.com

【ある一生】

詳細

ドイツ/オーストリア 2023年
監督:ハンス・シュタインビッヒラー
主演:シュテファン・ゴルスキー   アウグスト・ツィルナー   イヴァン・グスタフィク   アンドレアス・ラスト   ユリア・フランツ・リヒター   ロバート・シュタットローバー   トーマス・シューベルト   マリアンネ・ゼーゲブレヒト

ストーリー

1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは、渓谷に住む遠い親戚クランツシュトッカーの農場へやって来る。しかし農場主にとってアンドレアスは安価な働き手に過ぎず、虐げられながら暮らす彼の心の支えは老婆アーンルだけだった。アーンルが亡くなるとアンドレアスは農場を飛び出し、日雇い労働者として生計を立てるように。やがてロープウェーの建設作業員となった彼は最愛の女性マリーと出会い、山奥の小屋で幸せな結婚生活を送り始めるが……。

映画『ある一生』予告編
感想

映画『ある一生』は、アルプスの厳峻な自然と共に歩んだ男の、静謐ながらも凄まじい熱量を秘めた傑作です。
派手な演出や劇的なセリフを削ぎ落とし、ただ一人の人間の歩みを「光と影」で描き出す演出が秀逸です。主人公が背負う過酷な運命と、それでもなお消えない生の肯定感に、観客は言葉を失うはずです。
雄大な山々の景色が、時に慈しみ深く、時に無慈悲なキャラクターとして物語に厚みを与えています。
数十年という歳月が特殊メイクや俳優の熱演によってリアルに表現され、観る側も一緒に年を重ねたような錯覚に陥ります。
孤独を抱えながらも、一瞬の愛や労働の喜びに価値を見出す姿は、現代を生きる私たちの心に深く突き刺さります。
この映画は「何もない」ことの豊かさを教えてくれます。エンドロールが終わった後、自分の人生を愛おしく感じるような、深い余韻に包まれるでしょう。

4.3
出典:映画.com

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